ハイレゾ音源のご紹介

♪カフェ・ウォルフガングでは2015年より、ハイレゾの再生を始めました。
 滑らかないい音です。

CDの規格44.1khz/16bitを上回るハイレゾ、♪カフェ・ウォルフガングでも導入しました。デジタル音源はアナログの音を細かく刻んで、その時点の数値を0か1で記録しているのですが、ハイレゾはCDよりもはるかに細かく分割しているため、よりアナログに近い音になります。(カメラでいうと画素数が増加したことと同じですね。)

その結果、音のつながりがよく大変滑らかな音になり、また、周波数レンジもCDが20,000ヘルツまでなのに対して20,000ヘルツ以上まで再生可能になり。よりアナログに近づいたということですね。実際に試聴していると当初はCDとの違いがはっきり分かるものもありますし、違いの分かりにくいものもあります。しかし長く聴いていると滑らかさの故か大変心地よい音です。ハイレゾの後でCDを聴くとギスギスした刺激の強い音に聴こえ、疲れます。

音源の価格が高いので、大量に入手はできませんが、少しづつ楽しんでいく予定です。

入手したハイレゾ音源をご紹介します

2021/1/8登録

プロコフィエフ/スキタイ組曲、ロメオとジュリエット抜粋        チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル

 96kHz24bit wav   198088年(ミュンヘン)

チェリビダッケお得意のプロコフィエフ。特に「ロメジュリ」が1145分あり、聴きごたえのある演奏を聴くことができる。80年代のチェリビダッケはテンポは遅くなっているが、繊細さと緊張感が伝わってくる。この録音は、CDでは17枚組のミュンヘン・フィル125周年記念ボックスでしか聴けないものなので、ハイレゾでは単売されているのはありがたい。録音は水準並みだが不満は生じない。

2020/10/22登録

モーツァルト/ピアノ協奏曲第20番・第26番「戴冠式」                                    フリードリヒ・グルダ(p)/ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

 96kHz24bit wav   19866月(ミュンヘン・フィルハーモニー)

グルダの音楽する楽しみが伝わってくる爽快な演奏。以前映像で出ていたものから、音(アナログ録音)だけをマスタリングし直したもので、映像についていた音より聴きやすくなっている。グルダがオーケストラと丁々発止のやり取りをしながら一緒にモーツアルトを楽しんでいることが伝わってくる。ライヴであることもあり演奏ミスがあちこちにあるが、これを気にしているようではこの演奏を楽しむことはできない。視点が全く違うのだから。

2020/10/15登録

ベルリオーズ/幻想交響曲、序曲「宗教裁判官」

 フランソワ=グザヴィエ・ロト/レ・シエクル

 44.1kHz24bit wav   20197月(ハルモニアムンディ・フランス)

これもまた、実に面白い、聴きごたえのある「幻想交響曲」。楽譜の指定にあるオフィクレイ、第2楽章での4台のハープ(ジャケット写真でわかる)など単に楽譜に指示にこだわったオリジナル楽器による演奏というだけでなく、演奏そのものもメリハリがあって聴きごたえがある。名盤と言われるミュンシュ/パリ管のイケイケどんどん風とは全く違う、よく考えられた演奏だ。録音は悪くはないがもう少し奥行きと深みがあるとより良いのだが。

2020/10/1登録

ストラヴィンスキー/春の祭典

 テオドール・クルレンツィス/ムジカエテルナ

 192kHz24bit wav   201310月(ソニークラシカル)

実に面白い、聴きごたえのある「春の祭典」。早いところはより早く。遅いところはより遅く大変メリハリのある、またクリアな演奏と録音。聴いていてぞくぞくする。多少荒っぽいアンサンブルではあるがブーレーズ/クリーヴランド管弦楽団の精緻なアンサンブルとはまた別の面白さがあリ、録音はいろいろいじっているような人工臭さがあるがこの曲ではいいかと思ってしまう。

2020/9/24登録

ブラームス/交響曲第124番、大学祝典序曲、悲劇的序曲

 ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団

 192kHz24bit wav   1966410月、19671月録音(ソニークラシカル)

待望のセル/クリーヴランド管弦楽団のハイレゾ音源を入手した。3番が欠けているのはアメリカでの初発売に習ったからだそうだ。(アメリカでは3番とハイドン変奏曲は単独で先行発売され、その後残りがこのような形で発売された。)今回のハイレゾ音源は素晴らしい。クリーヴランド管弦楽団の精緻なアンサンブルがクリアかつ潤いのある音で聴こえるようになった。このように向上した音質で聴くと、セルの細かなテンポの揺れや、チョットした間といったものが見事にそろっていて、精緻なアンサンブルの凄さがよりクリアに解るようになった。これを聴くと全盛期のカラヤンとベルリン・フィルでさえアンサンブルが雑に聴こえる。この後のセル/クリーヴランド管のハイレゾをきくのが楽しみになる。

2020/8/31登録

シベリウス、ウォルトン/ヴァイオリン協奏曲

 諏訪内晶子(vn),サカリ・オラモ/バーミンガム市交響楽団

 96kHz24bit wav   20026月、3月録音(デッカ)

端正できれいな演奏。丁寧に演奏はしているが今一つ盛り上がりに欠ける、訴えかけるものが弱い。オラモ指揮のバックも平板。悪い演奏ではないが私には物足りない。録音はよいほうだがヴァイオリンのソロのクローズアップが大きめで、バックのもろ上がりにかける要因かもしれない。

2020/8/7登録

モーツァルト/交響曲第40番、シューベルト/交響曲第5番

 ギュター・ヴァント/ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

 48kHz24bit wav   19911月、97年1月2月録音(ミュンヘン・フィル)

ヴァントのハイレゾは珍しい。収録時期を考えるとオリジナルは16bitか、アナログではないかと思われる。が試聴するに不都合はない。演奏はいつものヴァントらしく引き締まったもの。前回のマンゼのメンデルスゾーンより音楽の深みを感じさせる。オケがドイツでは南のミュンヘンであるためか北ドイツ放響のものより暖かみがある

 

メンデルスゾーン/交響曲第13番「スコトランド」

 アンドルー・マンゼ/ハノーヴァー北ドイツ放送フィル

 48kHz24bit wav   20161月録音(ペンタトーン)

以前入手した「イタリア/宗教改革」が良かったので、これも入れた。期待にたがわぬ演奏。モダン楽器のオケだが、マンゼの指示のもとピリオド楽器の奏法を取り入れている。オケの人数は少ないようだが、アンサンブルの精度が良く「すっきり・さわやか」の心地よい演奏。フィリップスの流れをくむペンタトーンの録音も優れている。

2020/7/23登録

ブルックナー/交響曲全集(1−9)

 小澤、ヤルヴィ、ブロムシュテット、ハイティンク、ヤンソンス、ティーレマン、メータ、ラトル/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 48kHz24bit wav   20082019年録音(ベルリン・フィル・メディア)

ベルリン・フィルのデジタルコンサートホール(DCH)で、ブルックナーの交響曲がそろったので企画されたと思われる。サンプリングが48kHzと低めなのは映像が主体のためか。同種に規格にバイエルン放送交響楽団のものもあるが、演奏はどちらもなかなか良い。こちらはベルリン・フィルの名人芸のうまさが目立つ。(その分指揮者の孤影はやや後退)ここでは、ブロムシュテットの3番、メータの8番、ヤンソンスの6番が名演。ハイティンクの達観したような45番、はつらつとしたヤルヴィの2番、そつのない上手さの小澤の1番もいい。期待外れだったのはティーレマンの7番、濃密な演奏を期待していたせいもあるが意外に淡泊。ラトルの9番は以前のワーナーへの録音より気負いのない上質の演奏。全曲ベルリン、フィルハーモニーザールでのライヴ録音。音質はまずまずだが全くノイズがなくライヴ感はない。

2020/7/3登録

ワーグナー/パルシファル

 ハンス・クナッパーツブッシュ/バイロイト音楽祭管弦楽団、ホッターほか

 2.8Hz24bit DSF   19628月録音(ライヴ)(デッカ)

「パルシファル」の名演として有名なクナッパーツブッシュ/バイロイトのライヴ。ホッター、ロンドン、タルヴェラほかの歌手も素晴らしい。DSD音源を入手。今回のハイレゾ化には疑問が残る。客席のライヴにつきもののざわめきやノイズがすべて除かれていて、クリアで聴きやすくはなったが同時にライヴの雰囲気が全く失われてしまっていて、演奏者の息遣いなども感じられない。演奏の高揚感が失われて無機的に聴こえる。どこまでノイズを除去するかメーカーは検討してほしい。

2020/6/18登録

モーツァルト/ピアノ協奏曲第2021

フリードリヒ・グルダ(p),クラウディオ・アバド/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 192kHz24bit flac   19749月(グラモフォン)

グルダの名盤がようやくハイレゾ化された。20番の演奏は1970年のザルツブルク音楽祭の最終日(830)のコンサートで演奏されてから4年後にレコーディングが実現したことになる。演奏は素晴らしい。音楽をする喜びが伝わってくるような演奏。21番も63年の録音の時のような装飾音いっぱいのやりたい放題の演奏とは違って、かっちりとした演奏でこれもいい。ハイレゾ化されて透明度が上がり見通しの良い音になった。

2020/6/11登録

モーツァルト/後期交響曲集(ハフナー、リンツ、プラハ、3940、ジュピター)

 ブルーノ・ワルター/コロンビア交響楽団

 192kHz24bit wav   19591月―19602月録音(ソニークラシカル)

ようやくワルターのステレオ録音・ハイレゾを入手した。とくにこのモーツァルトは最初に聴いたレコードなので、思い入れがある。今回のハイレゾ音源は、従来のレコードやCDで聴いていた音からはかなり違う。従来はギラギラした高域と硬い低音のアメリカンサウンドであったが、今回のものは柔らかくてふっくらとした厚みのある低音と潤いのある高域で非常に聴きやすくなった。演奏は当然昨今のものとは違っているが、私には大変懐かしい。ワルターのモーツァルトはやはりいい。

2020/5/27登録

ショパン/ピアノ協奏曲第1番、リスト/ピアノ協奏曲第1

 マルタ・アルゲリッチ(p),クラウディオ・アバド/ロンドン交響楽団

 192kHz24bit flac   19682月録音(グラモフォン)

私が最初に買った4トラ・オープンリールがこれ(このテープは今も健在)。これは名演奏。20代のアルゲリッチと30代のアバドの競演。録音から50年以上経過しているが2曲とも今聴いてもゾクゾクする。早めのテンポで、しかも歌心十分。発売当時はいい録音と思ったが今聴くと多少の古さ(時代)を感じさせるがいい音。

2020/5/21登録

ワンポイント・リアル・ハイレゾ384kHzベスト

 384kHz24bit wav   2019-20年録音(マイスターミュージック)

2年位前から384kHz/24bitで録音しているマイスターミュージックのデモ用音源。オーナー兼エンジニアの平井義也氏による真空管マイクを使ったワンポイント録音384kHzの音は空気感があり特にギター、ヴァイオリン、チェロといった弦楽器の音が心地よく素晴らしい。収録曲のデータに記載がなく調べるのが大変。

2020/3/26登録

エルガー/エニグマ変奏曲、コケイン

 ジョン・バルビローリ/フィルハーモニア管弦楽団

 192kHz24bit flac   196258月録音(ワーナークラシック)

これは飛び切りの名演奏。30分の演奏時間がアッと過ぎる。適度に熱気のあるロマンティックな演奏で聴きごたえがある。録音もこの時期としては最高の部類であろう。古さを感じさせない名演奏・名録音。

2020/3/18登録

リスト/ピアノ作品集

 反田恭平(ピアノ)

 DSF 2.8MHz/1bit  20151月録音(デノン)

反田恭平20歳の時のデビュー・レコーディング。きちんと弾こうということではなく思うがままに弾いている。が、聴いていてなかなか面白く聴かせる。かなりの才能のあるピアニストと思わせる。やや線は細いが音もなかなかきれい、録音も優れている。今後が楽しみなピアニスト。

2020/3/11登録

J.S.バッハ/ゴールドベルク変奏曲 

 グレン・グールド(ピアノ) (新録音)

 44.1kHz24bit flac  198145月録音(ソニークラシカル)

グールド48歳、最後のピアノ演奏録音。(この後、指揮をした録音がある)最初の録音よりテンポは遅くなり、弱奏も多くなってより深みのある演奏になっている。それぞれに魅力のある演奏。デジタルの初期の録音でおそらくオリジナルは16bitと思われるが、この素晴らしい演奏のせいか不足を感じさせない。

2020/3/4登録

J.S.バッハ/ゴールドベルク変奏曲

 グレン・グールド(ピアノ)(旧録音)

 44.1kHz24bit flac  19556月モノーラル録音(ソニークラシカル)

グールド23歳のレコード・デビュー録音。今聴いても旧さを感じさせないみずみずしい演奏。ピアノで演奏する新しいバッハ。録音の良し悪しをいう前に演奏のすばらしさに感じ入ってします。この当時の録音としてはタイへ優れていると思う。

2020/2/27登録

ワーグナー「ニーベルングの指輪」管弦楽曲集

 パーヴォ・ヤルヴィ/NHK交響楽団

 DSF 2.8MHz/1bit  20182月ライヴ録音(RCA)

ワーグナーの4管編成オリジナルではなく、同時代の4人の手による3管に編曲された楽譜での演奏。結構違和感を感じる。編曲のせいによるものが大きいが、ヤルヴィの演奏も重厚感より透明感を重視しているよう。更にオクタヴィアの江崎氏による録音も(いつもそうだが)外面を整えることに主力を置いた音で、きちんとした演奏と録音ではあるがはっきり言って私にはワーグナーを実感することができずつまらない。

2020/2/16登録

オペラ間奏曲集 

 ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 DSF 2.8MHz/1bit  19679月録音(グラモフォン)

カラヤンの代表的な名演奏の一つ。このような小品でも手を抜くことなく、各曲それぞれにドラマ作る、まさに名人芸と言える。録音は多少年代を感じさせるが、潤いのある音になっていて聴きやすい。

2020/2/6登録

マーラー/子供の不思議な角笛

 ジョージ・セル/ロンドン交響楽団、エリーザベト。シュワルツコップ(s),ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(br)

 96kHz24bit flac  19693月録音(ワーナークラシック)

初出時から名盤として知られるもの。セル、シュワルツコップ、ディースカウ3人の名人芸をたっぷりと味わえる。まさにこの曲の決定版と言えるもの。録音は普通だが、文句はない。ハイレゾになって以前よりクリアになった。

2020/1/30登録

モーツァルト/ピアノ協奏曲第23番・第19

 マウリツィオ・ポリーニ(p),カール・ベーム/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 192kHz24bit flac  19764月録音(グラモフォン)

初出時から名盤として知られるもの。名演奏ではあるがポリーニがベームに合わせた感が強い。23番は73年のウィーン芸術週間でアバド/スカラ座と演奏したライヴのほうがポリーニの早めのテンポとアバドの丁々発止演奏がよりポリーニらしい。19番はこの演奏が素晴らしい。録音も優れている。

2020/1/23登録

フンパーディンク/歌劇「ヘンゼルとグレーテル」                                    カラヤン/フィルハーモニア管、シュワルツコップ(s),グリュンマー(ms)ほか

 96kHz24bit flac  195367月録音(PristinClassical(EMI))

モノラル期のEMI音源による名演奏。カラヤンはこの後録音していない。シュワルツコップ、グリュンマーという名歌手を起用しており、録音もこのころとしてはくせのないもので、ノイズがなくなったこともあり聴きやすい録音になった。

2020/1/16登録

ドヴォルザーク/チェロ協奏曲、森の静けさ                                      デュプレ(vc),バレンボイム/シカゴ交響楽団

 96kHz24bit flac  197011月録音(ワーナークラシック)

夭折した天才ジャクリーヌ・デュプレの代表的名盤。25歳の時のまさに入魂と言える演奏。バックのバレンボイム/シカゴ交響楽団ともども熱気のある演奏。録音は昔から評判が悪く、チェロとオケのバランスが悪く(チェロが大きすぎる)という部分はどうしようもないが、ヒス・ノイズはなくなり、全体にクリアの音となり改善されてより演奏の充実さを聴けるようになった。

2019/12/26登録

ベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集                                           グルダ(p)、シュタイン/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 192kHz24bit flac  19751月―19773月録音(グラモフォン)

グルダが残してくれたベートーヴェンのピアノ協奏曲全集。グルダの音楽の楽しさを伝えてくれる名演。シュタイン手堅い指揮に今一つの物足りなさを覚えるが。以前のレコード・CDではデッカの録音と思えないこもったさえない音であったが、今回のハイレゾでは大きく改善されていてスケール感はないもののまとまりの良い音で、ベーゼンドルファーによるグルダの美しい音がよく聴こえるようになった。

 

ベートーヴェン/交響曲全集                                             カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 192kHz24bit flac  19751月―19773月録音(グラモフォン)

カラヤン3度目のベートーヴェン交響曲全集。4種ある全集の中で最も充実した、カラヤン/ベルリン・フィル全盛期の演奏。(この後70代に入ると老いの影が見える)従来のCDではマルチマイクの録音でベルリン・フィルの厚みのある音にやや濁りが見られたが、今回のハイレゾでは改善されていて透明度が良くなりより演奏の充実さを感じることができる。

2019/12/12登録

ベートーヴェン/交響曲全集                                                ブロムシュテット/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

 48kHz24bit flac  20145月―20173月録音(ライヴ)(Accentus

ブロムシュテット、80代後半の録音。伝統あるドイツのオーケストラからベーレンライター版を使用してフレッシュな演奏を聴かせる。テンポも楽譜の指示通りと思わせる爽快なもの。こんな年になっても楽譜の読み直しを行っているようだ。明快でさわやかな演奏。録音も自然な響きで好ましい。

2019/11/29登録

ブルックナー/交響曲全集                                                   マゼール、ヤンソンス、ハイティンク、ブロムシュテット/バイエルン放送交響楽団

 48kHz24bit flac  19992010年録音(ライヴ)(BRクラシッ)

1と2がマゼール、3・4・7・8のメイン曲は首席のヤンソンス、5・6がハイティンク、9がブロムシュテット。演奏はどれも中庸を得たもので、バイエルン放送交響楽団の温かみのあるもの。特に、ヤンソンスの4・7、ブロムシュテットの9は優れた演奏。ヨーロッパの放送局の録音は48kHz/24bitが中心のようでこれもそうであるが、特に不満は感じられない。録音時期に20年近くの差があるが音質の差も少ない。

2019/11/22登録

バルトーク/管弦楽のための協奏曲                                            ドゥダメル指揮 ロサンゼルス・フィルハーモニック

 96kHz24bit flac  20071月録音(ライヴ)(グラモフォン)

これも配信のみで、CDは未発売のアルバム。演奏時間約40分と遅めのテンポ。これ1曲だけでは購入をためらう人も多いのではないか。落ち着いたテンポの演奏はアンサンブルの精度はちょっとという感じではあるが、各楽器の描き方がクリアで面白く聴ける。といってブーレーズのようにクールなものではない。重厚さはないがオケがよく鳴る演奏。録音もなかなか良いが、奥行きがやや不足

2019/11/14登録

ドビュッシー/海、ストラヴィンスキー/火の鳥(全曲)                         ドゥダメル指揮 ロサンゼルス・フィルハーモニック

 96kHz24bit flac  2013年3月録音(ライヴ)(グラモフォン)

なぜか配信のみで、CDは未発売のアルバム。「海」はうまいがドビュッシー独特の味わいはない。「火の鳥」は曲調から言ってもドゥダメルにあっていると思われるが面白く聴ける。重厚さはないがオケがよく鳴る。爽快感のある演奏。録音もなかなか良い。ディズニー・コンサートホールのせいなのかグラン・カッサのレベルが高く迫力がある。

2019/11/7登録

シューマン交響曲全集                                                 ラトル指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 92kHz24bit flac  2013211月録音(ライヴ) (ベルリン・フィル)

ラトルとベルリン・フィルの交響曲全集の一つ。ここでは第4番が初稿版によるもの。今までの初稿版の演奏はアーノンクール、ガーディナーなどピリオド奏法によるものがほとんどであったので、これは楽しめた。他の3曲も高水準で聴きごたえのある演奏になっている。例によってノイズが取り除かれている録音はやはり空気感・ライヴ感が全く感じられない。

2019/10/30登録

ベートーヴェン交響曲全集                                                      ラトル指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ほか

 92kHz24bit flac  201510月録音(ライヴ) (ベルリン・フィル)

これもラトル2回目の全集録音。2000年代のウィーン・フィルとの録音と同様、ベーレンライター版での演奏であるが、ウィーン・フィルとのいろいろと手の込んだ演奏からより自然な演奏になっている。ベルリン・フィルの合奏能力も高く、聴きごたえのある演奏になっている。録音はクリアでよいが、例によってノイズが取り除かれているせいか演奏場所の空気感・ライヴ感が全く感じられず、楽器の音以外聴こえないので演奏の雰囲気というものがない。ある意味では不気味でさえある。

2019/10/24登録

シベリウス交響曲全集                                                                                       ラトル指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 92kHz24bit flac  201412月―20152月録音(ライヴ) (ベルリン・フィル)

ラトル2回目の全集録音。80年代のバーミンガム市響とのいろいろと手の込んだ演奏からは自然体に近い演奏となっていてラトルの成長がうかがえる。2010年に内田光子とのベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集と組み合わせた時の演奏と比較してもより自然体になっている。ラトルの体質なのか、ベルリン・フィルであっても重厚さはあまりなくクリアな演奏。コリン・デイヴィスとロンドン交響楽団の演奏が重厚さがある。録音はクリアでよいが、例によってノイズが取り除かれているせいかライヴ感はあまり感じられない。

2019/10/17登録

メンデルスゾーン/「真夏の夜の夢」抜粋、ベルリオーズ/幻想交響曲                               アバド指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ほか

 48kHz24bit flac  20135月録音(ライヴ) (ベルリン・フィル)

アバド/ベルリン・フィルの最後の演奏会のライヴです。両曲ともベルリン・フィルの緻密な合奏能力を生かした繊細な表現で、透明感のある美しく素晴らしい演奏です。録音はクリアでよいが、ノイズがほとんどないこともあってライヴ感はあまり感じられない。

 

メンデルスゾーン/交響曲第4番「イタリア」、第5番「宗教改革」                                 マンゼ指揮 ハノーヴァー北ドイツ放送フィル

 96kHz24bit flac  20161月、20172月録音 (ペンタトーン)

古楽のヴァイオニリストでもあるアンドリュー・マンゼが首席指揮者を務める北ドイツ放送フィルとの録音、予想以上にアンサンブルの精度が良く、早めのすっきりとした演奏。とくに「宗教改革」はすっきりとした名演で聴いていて心地よい。ペンタトーンの録音もクリアで抜けが良く大変聴きやすく楽しめます。

2019/10/3登録

ベルリオーズ/幻想交響曲ほか                                                                                       スラットキン指揮 フランス国立リヨン管弦楽団

 96kHz24bit flac  20118-9月録音 (ナクソス)

これはなかなかいい演奏です。特にアンサンブルの精度が良くミュンシュ/パリ管の録音から40年以上経過していますが、この間のオーケストラの精度・テクニックが向上していることが実感できます。また、第2楽章のコルネット版も別に収録されていて楽しめます。(この版は、マルティノン、クレンペラーも使っていますが) 録音もクリアで聴きやすく良い録音です。ナクソスというレーベルは玉石混交というイメージがありますが、これは「玉

2019/9/26登録

ブラームス/交響曲第1番、オネゲル/交響曲第2番                                   ミュンシュ指揮 パリ管弦楽団

 96kHz24bit flac  19681月、196712月録音 (エラート)

この熱気あふれるブラ1も初発売当時から決定盤と今でも評価されている演奏。しかし私には勢いで持っている演奏で、しかもギラギラしたものがあってどうもブラームスを聴いている感じがしません。録音も「幻想」と同様、荒っぽい録音で、当時の水準以下と思う。。ハイレゾ化によって以前より分離は改善されているが

2019/9/19登録

ベルリオーズ/幻想交響曲ほか                                            ミュンシュ指揮 パリ管弦楽団

 96kHz24bit flac  196710月録音 (エラート)

昔から幻想交響曲の決定盤と評価されている演奏。私の昔聴いたころは興奮させられました。しかし改めて聴くと、発足間もないオケのせいかアンサンブルが荒く、ミュンシュ指揮の勢いで持っているような演奏で、あとに何も残らないように思えます。録音も当時からいいとは思えなかったが、ハイレゾ版でも多少の改善はみられるものの、各楽器の分離が悪く荒っぽい音。オリジナルの録音が良くなかったようだ。(なお1部のCDで指摘されていた第3楽章中間部のブランク発生は改善されている)

2019/9/12登録

ホルスト/組曲「惑星」                                                                                      大友直人指揮 東京交響楽団&コーラス

 DSF2.8MHz1bit   20139月録音(ライヴ) (キング)

サントリーホールでのライヴ録音(終演後の拍手はない)。東京交響楽団というと映画「砂の器」での演奏(ほかに初期の「ゴジラ」シリーズ)があるが、当時はお世辞にも上手いとは言えない下手なオーケストラだった。この演奏では精度が格段に進歩している。40年間の経過を感じさせる。ただしアンサンブルの精度と厚みは今一つ。更なる飛躍を期待したい演奏。音はノイズ処理の故かライヴ感は感じられないが、抜けの良い音。演奏のせいか厚みがやや物足りない。

2019/8/29登録

ヴィヴァルディ〜土屋洋一編/合奏協奏曲「四季」(弦楽四重奏版)                                 ザ・クァルテット・フォー・シーズンズ

 192kHz24bit wav  20142月録音 (UNAMAS

軽井沢大賀ホールでの録音。元が弦楽合奏であることもあり、聴いていて違和感はなく楽しく聴けます。録音は分離とヌケが良いが、高域の強調感があり、ややハイレゾを強調したような感じではある。トッラクが通常の楽章別の12トラックではなく、曲別に4トラックしかなくチョット戸惑う。

 

2019/8/22登録

モーツァルト/レクイエム(ブラック校訂1973年初演復元版)                               ジョン・バット/ダニデン・コンソートほか

 96kHz24bit flac  20139月録音 (リン・レコード)

モツレクの初演復元版なのでほとんどジュスマイアー版。ノン・ヴィヴラートのピリオド奏法で、思い入れの少ないあっさりとした演奏。しかし、奇をてらったところがなく、聴きごたえのある演奏です。エディンバラの教会でのLinnによる録音でクリアな優秀録音。

 

 

ベートーヴェン/悲愴、月光、熱情                                                                                ヴァレリー・アファナシェフ(p)

 96kHz24bit flac  20152月録音 (ソニークラシカル)

テンポが大変遅く、3曲で76分かかる。従来からのベートーヴェン演奏とは全く違う解釈。こういうやり方があったのかと驚き。従来からの解釈を期待すると肩透かしを食う。聴いていて面白い、ただし疲れる。何度も聴こうとは思わないが、すごい演奏であることは間違いない。録音も音像がまとまって、ホールトーンの広がりもあってなかなか優れている。

2019/8/8登録

リヒャルト・シュトラウス/ヴァイオリン協奏曲、ロマンスほか      シュタインバッハー((vn)、ケルンWDR交響楽団

 48kHz24bit wav  20175月録音 (ペンタトーン)

ペンタトーンの主力アーティストであるシュタインバッハー(1981年生)による、リヒャルト・シュトラウス10代のころの作品。ほとんど聴くことのない作品であるが、シュタインバッハーの丁寧な演奏は爽やかで楽しめるものとなっている。余白に収められた 歌曲のの編曲もよい。ペンタトーンの録音も抜けの良いすぐれたもの。

 

2019/8/1登録

マーラー/交響曲第6番「悲劇的」 クルレンティス/ムジカエテルナ

 96kHz24bit flac  2016年7月、20177月録音 (ソニークラシカル)

昨年のレコード・アカデミー賞大賞を受賞した録音。このクルレンティスの演奏は、今までにはないいろいろなことをやっていて次はどうなるのかと聴き入ってしまう刺激的な演奏です。若い頃のアーノンクールやラトルの演奏を思い起こさせます。ただ、録音も含めて流れがやや人工的で、何度も聴こうという演奏ではないかもしれません。しかし、才能に溢れていることには変わりなく今後が期待されます。またギリシャからはクルレンティスより2歳下のコンスタンティノス・カリディスと言う指揮者が数年前からザルツブルク音楽祭に招かれており、この6月にはベルリン・フィル定期公演にもデビュー、こちらも期待です

2019/7/25登録

マリンバ・クリスタル〜祈り 三村奈々恵(マリンバ)、古川展生(vc)

 192kHz24bit WAV  20165月 録音(クリストン)

日本のマリンバ奏者、三村奈々恵のソロ・アルバム。1曲のみチェロが入る。バッハから吉松隆、キースジャレットまでなかなか意欲的なプログラムだが、マリンバという単調な音の楽器で、1時間聴くのはちょっと辛いかも。録音もこれといった特徴はないが自然な音ではある。

 

2019/7/18登録

モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェン演奏会用アリア集                                           ソフィー・ベヴァン(ソプラノ)イアン・ペイジ/モーツァルティスツ

 96kHz24bit flac  20162月 録音(Signum

イギリスの若手ソプラノ、ソフィー・ベヴァンと、。モーツァルト初期作品を得意としているというイアン・ペイジ/モーツァルティスツによる演奏会用アリア集。ベヴァンの歌は声に癖がなくヴィヴラートを多用せず自然で、心地よい。ペイジ/モーツァルティスツのピリオド奏法による演奏もストレートで、細かい音がよくとらえられている優秀な録音も相まって楽しめる。

 

2019/7/11登録

ブラームス/ハンガリー舞曲集(8)、ドヴォルザーク/スラヴ舞曲集(4)ほか                                           カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 96kHz24bit flac  195994日 ベルリンでの録音(グラモフォン)

カラヤンがドイツ・グラモフォンと専属契約を結んで、リヒャルト・シュトラウス「英雄の生涯」に続く2番目の録音。1950年代の録音はこの2つのみです。カラヤンとしてはめづらしく1日で録音しています。このような比較的軽い小品でも、カラヤンは手を抜くことなく聴かせどころを抑えた演奏。音質もこの時代としては良好。

019/7/4登録

ブリテン&ヒンデミット/ヴァイオリン協奏曲                                                 アラベラ・美穂・シュタインバッハー(vn),ユロスキ/ベルリン放送交響楽団

 96kHz24bit flac  20174月 ベルリンでの録音(ペンタトーン)

アラベラ・美穂・シュタインバッハーは母親が日本人のヴァイオリニスト。ブリテンとヒンデミットというちょっと珍しい曲の録音。   旧フィリップスのスタッフによる「ペンタトーン」の録音は優秀。シュタインバッハーのヴァイオリンはやや線が細く音量も少ない様子ではあるが、繊細な表現力は聴かせます。

 

ベートーヴェン交響曲全集(第1−9番)、レオノーレ第3、コリオラン、エグモント序曲                              ヘルベルト・フォン・カラヤン/フィルハーモニア管弦楽団、シュワルツコップ、ヘフゲン、ヘフリガー、エーデルマン

 96kHz24bit flac  1951年11月-1955年7月 ロンドン(第9のみウィーン)

セッションで4種あるカラヤンのベートーヴェン交響曲全集の録音。55年に収録された8・9番がステレオ(第9はモノとステレオの2種収録)40代だったカラヤンの颯爽としたやや早めのテンポ(第9は65分半)で、録音当時フルトヴェングラーがまだ活躍していたことを考えると、演奏の違いが際立って面白く聴けます。録音は8・9以外モノラルですが聴きやすくなっています

 

シベリウス交響曲全集(第1ー9番、クレルヴォ)、ポヒョラの娘、大洋の女神                             コリン・デイヴィス/ロンドン交響楽団

 96kHz24bit wav  20029月―20087月ロンドンでのライヴ録音

コリン・デイヴィス得意のシベリウス。3回目、最後の全集録音です。以前の全集より重量感があり、しかも全体がおおらかな演奏になっているので、安心して聴くことができます。ラトル/ベルリン・フィルのものはこれを聴くと軽めに聴こえます。いい演奏を残してくれました。録音はバービカンホールがデッドな響きなのですが、ハイレゾではあまり気にならず、柔らかくてクリアに聴こえます。

 

 

J.S.バッハ/オルガン作品傑作集第5集                                                                                           小糸 恵(オルガン)

 96kHz24bit wav  20149月エアフルトでの録音

スイスを中心にヨーロッパで活躍している、小糸恵さんのバッハ /オルガン集。この題集は1732年から37年にかけて制作した、ドイツ、エアフルトのクルツィス教会の歴史的なオルガンによる演奏。なかなか指な演奏と録音です。

 

マーラー/交響曲第6番「悲劇的」                                                                              サロネン/フィルハーモニア管弦楽団

 44.1kHz24bit wav  2009年5月ロンドンでのライヴ録音

前回に引き続き、サロネン/フィルハーモニア管のマーラー「悲劇的」。9番の2か月後のライヴ、サロネンならではの楽譜の読みが深い演奏で、ライヴではあるが余計な思い入れがなく、全体にさっぱりとした明快な演奏。録音は普通というより必要な音が明確に聴き取れる。

 

マーラー/交響曲第9番                                                                                                  サロネン/フィルハーモニア管弦楽団

 44.1kHz24bit wav  20093月ロンドンでのライヴ録音

2008年からフィルハーモニア管弦楽団の音楽監督を務めている、サロネンの就任間もないころのライヴ。サロネンのマーラーは録音が少ないものの、デビューがMTトーマスの代役でマーラーの3番での名演奏だったこともあり、聴きごたえのある演奏です。作曲家であるせいもあって明快で、楽譜の隅々に書かれてある音符がすべて聴こえてくるような、かといってブーレーズのようなクールなものではなく温かみもある演奏です。録音は普通。

 

モーツァルト/オーボエ協奏曲、ハイドン/協奏交響曲                                                                                                         アバド/オーケストラ・モーツァルト、ナバロ(Ob)、アース(Vn)、プフィッツ(Vc)、サンタナ(Fg)

 96kHz24bit wav  20133月のライヴ録音

アバド晩年の演奏、「グレイト」の時もそうでしたが、テンポは決して遅くないのに音楽がゆったりと流れ、心地よいひと時を味わえます。ソリストもうまいが、全体を支配しているアバドの指揮が素晴らしい。24bitの滑らかな音質が演奏の良さを引き立てています。レーベルがグラモフォンではないせいか、大きな話題になっていませんがもったいない。 

アンドレ・クリュイタンス EMI ステレオ録音集成                                                                                                                           クリュイタンス/パリ音楽院管、ベルリン・フィル、ウィーン・フィルほか

 

    96kHz24bit flac  1957-1966年の録音

アンドレ・クリュイタンス(1905-1967)がEMIに残したステレオ録音)のほぼすべて、LP約35枚分、32GB以上です。クリィタンスは一部のライヴを除いてほかのレーベルに録音していません。ベルリン・フィル初のステレオでのベートーヴェン交響曲全集、ラヴェル管弦楽曲集、フォーレのレクイエム、アルルの女などいわゆる決定盤とされる録音が収録されています。中でもウィーン・フィルとの「交響曲へのお誘い」も入っているのがうれしいですね。また全体の多くを占めるパリ音楽院管の音色が現在のパリ管では聴けないものなので貴重です。音も従来のCDより柔らかくてしかもクリアなので楽しめます。                                                                            

収録曲 交響曲へのお誘い(ウィーン・フィル)、ベートーヴェン交響曲全集(ベルリン・フィル)ヴァイオリン協(オイストラフ、フランス国立管)ピアノ協3(タッキーノ、ベルリン・フィル)、ショスタコーヴィチ交響曲第11番(フランス国立管)、リヒャルト・シュトラウス、スメタナ、ワーグナー、ロシア管弦楽集(ウィーン・フィル、フィルハーモニア管、パリ・オペラ座管)、リスト前奏曲、シューベルト未完成(ベルリン・フィル)ベルリオーズ幻想交響曲、管弦楽曲集(フィルハーモニア管、パリ音楽院管)、ラヴェル管弦楽曲集、ピアノ協(パリ音楽院管、フランソワ)、フォー・レクーレ:レクイエム(パリ音楽院管)、フランク交響詩集(ベルギー国立管)、ドビュッシー:遊戯、映像、舞曲(パリ音楽院管)、ルーセル交響曲3・4、管弦楽曲集、ビゼー:アルルの女、カルメン組曲(パリ音楽院管)ほか

 

未完成・新世界より                                                                                                                                                        チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル

  96kHz24bit flac  19889月、85年6 ミュンヘンでのライヴ録音

久々に出たセルジウ・チェリビダッケの未発表録音。「新世界より」は映像しかなかった。チェリビダッケの演奏は90年代に入るとテンポがやたら遅くなってしまい私はあまり好きではないがこの録音は80年代で、「未完成」は、25分弱、と普通に近いテンポ。「新世界より」は48分と長いが第2楽章が16分を超える遅さのため。演奏はどちらも素晴らしい、「新世界より」の第2楽章もこの遅さをあまり感じさせない。録音はまずまず。派手さはないが聴きやすい

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲全集                                                                                         アシュケナージ(p)、プレヴィン/ロンドン交響楽団

    96kHz24bit flac  1970310月、71年3月 ロンドン、キングスウェイホールでの録音

アシュケナージ30代の録音。全集としては1回目、後年のハイティンクとの録音より躍動感があり、またラフマニノフのスペシャリストともいえるプレヴィンの好バックもあって良い。このころのアシュケナージは良かったのだけれど・・・。録音もウィルキンソンとロックによるもので、素晴らしい

 

チャイコフスキー、シベリウス/ヴァイオリン協奏曲                                                                                                                                                                  チョン・キョンファ(Vn)、プレヴィン/ロンドン交響楽団

    19k2Hz24bit flac  19706月 ロンドン、キングスウェイホールでの録音

チョン・キョンファのデビュー録音。もう50年近く前のものです。初々しさの中にも、大家の風格を感じさせる名演奏の一つでしょう。K.ウィルキンソンの録音も聴きやすく、ハイレゾ化によって鮮明な音になっています。

 

ブラームス交響曲全集                                                                                                                                                  リカルド・シャイー/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管

    96kHz24bit flac  2012年5月20135月 ライプツィヒ、ゲヴァントハウスでの録音

4つの交響曲のほかに悲劇的・大学祝典序曲、ハイドン変奏曲、ハンガリー舞曲などを収録し、さらに交響曲第1番第2楽章の初演稿、第4番冒頭部分の異稿などを収録。演奏はシャイーらしく早めのテンポで、しかもドイツのオケらしい重厚さも持っていて聴きごたえのあるものです。録音もデッカらしい瑞々しいものです。(レーベル:デッカ)

 

ステッファーニ/スターバト・マーテル                                                                                                                              バルトリ(MS)、ファジョーリ(CT)、ベーレ(T)、プレガルディエン(T)、ヴィターレ(B)、ファソリス/イ・バロッキスティ、スイス・イタリア語放送合唱団

    96kHz24bit flac  20136月 ルガーノでの録音

「ミッション」に続くバルトリのステッファーニ作品集。ステッファーニはヴィヴァルディより23歳年長、ヴェネツィア生まれですが、活躍したのはバイエルン地方。ヴィヴァルディのスターバト・マーテルにも通じるような曲で、バルトリ以下透明感のあるきれいな演奏と録音です。このような曲と演奏はハイレゾならではです。なお。このCDの国内盤はなぜか未発売のようです。(レーベル:デッカ)

 

ユリア・フィッシャー・プレイズ・サラサーテ                                                                                                                                        ユリア・フィッシャー(Vn)、ミラナ・チェルニャフスカ(p)

    96kHz24bit flac  20137月 ミュンヘンでの録音

サラサーテの作品集で「スペイン舞曲第1−8番」をメインにしたプルグラム。最後に「ツィゴイネルワイゼン」が収録されています。フィッシャーの演奏は、スペイン情緒はほとんど感じられないものの、端正で美しく、心地よく聴けるものになっています。録音の良さも相まってハイレゾの良さが出ていて素晴らしいです。(レーベル:デッカ)

 

モーツァルト/ピアノ協奏曲第9番「ジェノム」・第25番                                                                                                                            ブレンデル(p)、マッケラス/スコットランド室内管

    96kHz24bit  20017月 エディンバラでの録音

知的で美しい、ブレンデルらしい演奏です。マッケラスの指揮も以前の録音のマリナーの凡庸な指揮と違って知的で素晴らしい。しいて言うとモーツァルトの楽しさがあると申し分ないですが。でも素晴らし演奏と録音です。(レーベル:フィリップス→デッカ)

 

ワーグナー/楽劇「ワルキューレ」第1幕、「神々の黄昏」〜夜明けとジークフリートのラインへの旅、葬送行進曲                                                         クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル、フラグスタートほか

    192kHz24bit  195710,19566月 ウィーン、ゾフェインザールでの録音(デッカ)

ワーグナー・ファンには超有名なアルバム。ジョン・カルショウが「指輪」全曲の録音の準備を兼ねたものです。。フラグスタートのぬくもりのあるジークリンデが素晴らしい。当時のウィーン・フィルの音色も実によく捉えられていて、演奏・録音とも聴きごたえがあります。クナッパーツブッシュで全曲録音されなかったが実に残念。なお、余白の「黄昏」からの2曲は『「指輪」なんか売れない』と言ってこの後EMIに移ったというビクター・オロフのプロデュースによるもの。

 

チャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」 

                  カラヤン/NHK交響楽団

    192kHz24bit  1954421日 東京、日比谷公会堂(放送用ライヴ、モノーラル録音)

カラヤンが単独で来日して、NHK交響楽団を振った珍しい録音です。46歳の若々しいカラヤンの指揮にN響がついていけない感があります。録音もハイレゾで聴くような音ではないです。NHKは1952年からステレオ録音を始めているのでなぜステレオで収録しなかったのか、NHKのスタジオでなければステレオ収録ができなかったのかもしれません(レーベル:ナクソス)

 

ヨハン・シュトラウスU/喜歌劇「こうもり」〜ガラ・コンサート

        カラヤン/ウィーン・フィル、ニルソン、テバルディ、モナコ、サザーランドほか 

余白に「芸術家の生活」、「皇帝円舞曲」、「ジプシー男爵」序曲。「こうもり」序曲(カラヤン/ウィーン・フィル)を収録

    48kHz24bit  19606月 ウィーン、ゾフェインザール(余白の4曲は1946-49年のモノラル録音)

イギリス・デッカの有名なレコード(SXL6015-6)よりのトランスファー(余白の4曲には何も触れてなく、イギリス・EMIのレコードを使用していると思われます)第2幕に総謬されているガラ・コンサート、レコード発売時は大変話題になったそうですが、さすがに時代を感じさせる内容で、音質も「まあ」というところです。レーベルはPristin Classical

 

 

リヒャルト・シュトラウス/ツァラトゥストラはかく語りき、ブルレスケ、ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯                                                                         ライナー/シカゴ交響楽団、ジャニス(P)  

48kHz24bit  19543月シカゴ(ツァラトゥストラは)、19573月シカゴ(ブルレスケ)、1952年1月ニューヨーク(ティル・オイレンシュピーゲルの)(ライヴ疑似ステ)

フリッツ・ライナー得意のリヒャルト・シュトラウス、初めの2曲は有名なRCAの録音のもの。「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」はカーネギーホールでのライヴ。音質は今一つですが、ライナーのライヴは少ないので貴重です。レーベルはPristin Classical

 

ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」・第4番                                                    ギーゼキング(P)、ローター/ベルリン帝国放送管、カラヤン/フィルハーモニア管                                        48kHz24bit  1945123日ベルリン(ステレオ)、19516月 ロンドン(モノーラル)

この「皇帝」は、マグネトフォンによる最初のステレオ録音の一つとしてしられているもの。今回初めて聴きました。信じられないくらいいい音です。ギーゼキングの演奏も知的で颯爽としていて古さを感じさせない名演奏。4番は以前から知られているEMIの音源。レーベルはPristin Classicalというもので、詳細は不明です。

 

シベリウス/交響曲第6番・第7番                                                                                              カラヤン/ベルリン・フィル                                                                                        DSD 5.6MHz 1bit  1967年6月・9月録音(ベルリン、イエス・キリスト教会)       (High Definition Tape Transfers:グラモフォン)

この音源も、アメリカの「High Definition Tape Transfers」からリリースされているもの。4Trテープから起こした音源とされています。4Trテープからとは思えない高音質。厚みはないもののノイズも少なくきれいな音です。

 

マーラー/交響曲第2番「復活」        ショルティ/ロンドン交響楽団 ハーパー(S)、ワッツ(A)                                        192kHz24bit  19665月録音(ロンドン、キングスウェイホール)  (High Definition Tape Transfers:デッカ)

ショルティの「巨人」につづく2番目のマーラー録音だったと思います。このころのシュルティらしい多少荒削りながら明快な演奏。プロデューサー;ジョン・カルショー、エンジニア:ゴードン・パリーという「指輪」コンビです。この音源は、アメリカの「High Definition Tape Transfers」からリリースされているもので、ドルビー・エンコードされた38/Trテープから起こした音源とされています。多少団子状ではあるが明快な音。

 

ベートーヴェン/田園、シューベルト/交響曲第5番 ベーム/ウィーン・フィル

   96kHz24bit  19725(田園)197912月(シューベルト)ウィーン、ムジークフェラインザールにて録音(グラモフォン)


 ベーム/ウィーン・フィルの田園はワルター/コロンビア饗と並ぶ2大名盤。オケはこちらのウィーン・フィルのほうがはるかに上質。ハイレゾになってオケの細部がより鮮明になめらかで聴きやすくなった。

 

モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲全集(第1−5番、協奏交響曲)                                            アンネ=ゾフィー・ムター(Vn)/ロンドン・フィル、バシュメット(Va

  96kHz24bit  20057月録音(ロンドン、アビーロード第1スタジオ)(グラモフォン))

華麗で美しい演奏。ただしモーツァルトよりもムター色が強く感じられるのが残念な点。ロンドンの旧EMIアビーロード第1スタジオで、カラヤンの録音で有名な、ギュンター・ヘルマンスの録音で、いつもを場所が違ってもさすがと思える名録音。24bitで聴くムターのヴァイオリンは綺麗。

 

ショパン/練習曲集(全曲) マウリツィオ・ポリーニ(P)

  96kHz24bit  1972年1・5月録音(ミュンヘン、ヘラクレスザール)

故吉田秀和さんをして、「これは、この曲に関する、最高のレコードに属する」と言わしめた有名な録音です。1960年に18歳でショパン・コンクールに優勝、その後8年もの自己研鑽を経て再デビューで一躍注目を浴びたポリーの名声を確立した録音。レコードやCDの時よりな響きになっています

 

サン=サーンス/交響曲第3番「オルガン」、死の舞踏ほか

バレンボイム/シカゴ交響楽団、リテーズ(Org)、パリ管弦楽団

     96kHz24bit  197556月録音(シカゴ、メディナ・テンプル&シャルトル大聖堂、交響曲)、1978-80(パリ、その他)

交響曲はバレンボイム33歳の時の録音でメリハリのある、シカゴ交響楽団 のパワーを生かした若さにあふれる爽快といえる演奏です。パリで別収録したオルガンも違和感なくまずまずの録音です。

 

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番、チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番

リヒテル(P)ヴィスロツキ/ワルシャワ・フィル、カラヤン/ウィーン響

   96kHz24bit  19584録音(ワルシャワ・フィルハーモニー)、19629録音(ウィーン、ムジークフェラインザール)

 両曲とも決定番といってもよい、演奏です。リヒテルの太く力感溢れる音が聴きものです。24bitになって、柔らかさが増して聴きやすくなっています。

シューベルト・エディション、交響曲第1-8番、ミサ曲第5・6番、歌劇「アルフォンゾとエストレッラ」全曲
アーノンクール/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン放送合唱団ほか

   48kHz24bit  20044-20063月ライヴ録音(ベルリン・フィルハーモニー)

 2015年度のレコード・アカデミー賞を受賞した名盤。例によって流れの良い演奏ではないが、聴きごたえのある演奏。

メンデルスゾーン/真夏の夜の夢、ベルリオーズ/幻想交響曲
 アバド/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

   48kHz24bit  20135月録音(ベルリン・フィルハーモニー)

 アバドのベルリン・フィルとのラスト・コンサート。この後のルツェルン音楽祭の時より体調が良好だったようで、特にメンデルスゾーンは好きな演奏の一つです。

シベリウス/交響曲全集
 ラトル/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

   192kHz/24bit  2014年12-15年2月録音(ベルリン・フィルハーモニー)

 ラトルにとって、1980年代のバーミンガム市饗依頼2度目の全集。ラトルとベルリン・フィルは、2010年にも全曲演奏していますが、より充実した、明快な演奏になっていると思います。

シューマン/交響曲全集
 ラトル/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

   192kHz/24bit  2013年2・10月録音(ベルリン・フィルハーモニー)

 第4番は初稿版による演奏。モダン・オーケストラでは珍しい。ラトルの指揮はハツラツとして聴きやすい。各楽器の分離がよくクリアな録音。

 

J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲全6曲
 ピエール・フルニエ(Vc)

   192kHz/24bit  1960-61年録音(アルヒーフ)

 歴史的名晩。ハイレゾ化によって、楽器の柔らかみとふくらみが増し、フルニエの温かみのある名演奏がよく伝わってきます。

 

リヒャルト・シュトラウス/ツァラトゥストラは、ティル・オイレン、ドン・ファン、サロメ
 カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

   96kHz/24bit  1972年12月ー73年3月録音(グラモフォン)

 カラヤン/ベルリン・フィルの絶頂期は1970年代と思いますが、オーケストラをここまで鳴らすかというすごい演奏。ハイレゾ化によって各楽器のニュアンスが明瞭になり奥行きも出るようになった。

 

モーツァルト/ピアノ協奏曲第17・6・21番
 ゲザ・アンダ(P)/ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ

   96kHz/24bit  1961年5月(6)、6月(21)、1962年4月の録音(グラモフォン)

 アンダの弾き振りによるモーツァルト/ピアノ協奏曲全集からのものです
。綺麗で中庸を得た聴きやすい演奏と録音です。オケは現在の「カメラータ・ザルツブルク」で、当時はザルツブルクのモーツァルテウム音楽院の学生を中心としたオーケストラだったようで、1978年にシャーンドル・ヴェーグが指揮者になってから急速に精緻なアンサンブルのトップ・オーケストラになりましたが、このころは多少雑なよころが見えけられます。でも本当に聴きやすい演奏と録音で、楽しめます。

 

ブラームス/ピアノ協奏曲第1・2番、幻想曲集
 ギレリス(P)、ヨッフム/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

    96kHz/24bit  1972年8月(協奏曲)、1975年9月の録音(グラモフォン)

 
レコードの時代より名盤といわれている演奏です。ハイレゾで聴くとギレリスのピアノの水晶のような硬質できれいな音が一層引き立ちます。聴きごたえのある名演奏です。ヨッフムの指揮は多少平凡ですが、当時最高水準にあったベルリン・フィルの完璧ともいえるバックアップが素晴らしい効果を上げています。これも、ハイレゾ化によってCDより充実した高音質になっています。

 

 リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団・合唱団、ヘフリガー、エンゲン、ディースカウ、ゼーフリートほか

      192kHz/24bit  1958年6-8月の録音(アルヒーフ)

 
クラシック音楽の最大の傑作である、バッハのマタイ受難曲。その一番の名演奏ですね。今更、モダン楽器によるバッハなんてと思いますが一番の感動を得られる演奏です。1958年の古い録音ですが、ハイレゾ化によってCDよりはるかに聴きやすい高音質になっています。

 

モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」、ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番
 ヒラリー・ハーン(Vn)、パーヴォ・ヤルヴィ/ドイツ・カンマーフィル
      96kHz/24bit  2012年12月、2013年8月の録音(グラモフォン)

 モーツァルトは、予想よりカチッとした演奏でヤルヴィの影響を行けているのかなという感じです。ヴュータンのほうがのびのびし演奏に聴こえます。やはりモーツァルトは難しいのでしょうか?面白く聴けますが絶賛まではちょっとですね。

 

ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱」
 ハイティンク/ロンドン交響楽団・合唱団、ロビンソン、カーギル、マスター、フィンリー
      DSD2.8MHz/1bit  2006年4月のライヴ録音(LSO Live)

 ベルナルト・ハイティンクとロンドン交響楽団によるベートーヴェン交響曲全集の1点です。ライヴということもあっていつもより音楽を引っ張て行くハイティンクの演奏を聴くことができます。会場のロンドン、バービカンセンターは響きが薄意のが難点ですが、DSDの効果もあって聴きやすい音です。


 カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
      96kHz/24bit  1971年9月の録音(ワーナー・クラシック)

 ヘルベルト・フォン・カラヤン全盛期の録音。1908年生まれのカラヤンは、ザルツブルク復活祭音楽祭を始めた1967年から椎間板ヘルニアの手術を受ける1977年までの約10年間(60代)が全盛期と思われ、ベルリン・フィルをとことん鳴らしきった名演奏が多く生まれています。これもその一つでしょう。ゴージャスで爽快な演奏です。録音はそれほど優秀ではありませんがハイレゾ化によって聴きやすくなっています。

 

J.S.バッハ/ヴァイオリン協奏曲集
 ヒラリー・ハーン(Vn)、バトヤー(Vn)、フォーゲル(Ob)、カハーン/ロサンジェルス室内管弦楽団
      96kHz/24bit  2002年10月、2003年1月の録音(グラモフォン)

 1979年生まれ、アメリカのヒラリー・ハーン、22-3歳の録音。早めのテンポでさわやかに駆け抜けるフレッシュな演奏です。とにかく上手い。自信に満ちた演奏で、心地よく聴けます。

ラヴェル管弦楽曲全集、ピアノ協奏曲、ツィガーヌ
 リオネル・ブランギエ/チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、ユジャ・ワン(P)、レイ・チェン(Vn)
      96kHz/24bit  2014年11月-2015年11月の録音(ピアノ協奏曲以外はライヴ)(グラモフォン)

 1986年生まれのフランス人指揮者リオネル・ブランギエの本格的レコード界デビュー作品。CDでは4枚に当たります。グラモフォンの期待の高さを示しています。1986年からジンマンの後任としてチューリヒ・トーンハレ管弦楽団の音楽監督に就任、その直後の録音です。28・9歳の録音ですから未熟なところも見受けられますが、ジンマンによってドイツ音楽のオケとなったチューリヒ・トーンハレ管弦楽団の音色をフランス風に一変させている手腕は大したものだと思います。今後が期待されます

ブルックナー/交響曲全集(第1番-第9番)、ミサ曲第3番
 ヤノフスキ/スイス・ロマンド管弦楽団、ベルリン放送合唱団ほか
      96kHz/24bit  2007年5月-2012年10月の録音(ペンタトーン)

 ポーランド出身の指揮者マレク・ヤノフスキによるブルックナーの交響曲全集です。ヤノフスキは今年からペトレンコに代わってバイロイトの「指輪」を指揮しており、ワーグナーの舞台作品を多く録音しています。ドイツものを得意とする指揮者です。オランダ・ペンタトーンの優秀な録音でブルックナーの交響曲全曲が聴けるということで入手しました。オケがスイス・ロマンドということで、ところどころ作為的な部分もあり、また重厚さには欠けますが全体に聴きやすい演奏です。ノヴァーク版をメインにした演奏。スイス・ロマンドの本拠地ジュネーヴ・ヴィクトリアホールでの録音で優秀な録音です。

 

モーツァルト/ディヴェルティメント第17番、第1番
 ウィーン室内合奏団
      96kHz/24bit  1991年4・5月の録音(デノン)

 ウィーン・フィルの名コンサートマスター、ゲルハルト・ヘッツェルの亡くなる1年前のの録音です。ウィーン情緒あふれる、といっても決して甘ったるくならない名演奏です。オリジナル録音は44.1or48kHz/16bitで、コロムビアの技術でハイレゾ化したものです。CDよりは滑らかな聴きやすい音質になっています。各社1980・90年代の録音は44.1or48kHz/16bitで収録されているためハイレゾ化が困難なようですが、速き技術が確立されるといいですね。コロムビアの技術もその後発売がないので、まだまだ不完全なのでしょう。

モーツァルト/交響曲第35番「ハフナー」、第36番「リンツ」、第38番「プラハ、第39番、第40番、第41番「ジュピター」
 ベーム/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
      96kHz/24bit  1959年10月、1961年11月、1966年2月の録音(グラモフォン)

 60代のベームの名演です。晩年のウィーン・フィルとの遅く緩い演奏ではなく、速めのテンポによる引き締まった名演奏です。ベームを聴くならこのころの演奏でなければと思わせるものがあります。(グラモフォンが1960年代にカラヤン/ベルリン・フィルによるモーツァルト交響曲集を録音しなかったのもナルホドと思わせるものがあります)音も初期のCDとは雲泥の差、フレッシュな音になっています。

チャイコフスキー/交響曲第4・5・6番「悲愴」
 ムラヴィンスキー/レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
      96kHz/24bit  1960年9・11月の録音(グラモフォン)

 昔からチャイコフスキー3大交響曲の決定盤とされているものです。昔、国内盤のLPや初期のCDでは堅い音と思っていましたが、ハイレゾでは潤いのある柔らか味のある録音です。実は最近オリジナルのLP(ドイツ)も入手したのですが、やはり国内盤より柔らか味のある音でハイレゾに近いものでした。演奏については言うことなしの名演ですね。

マーラー/交響曲第9番
 シャイー/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
      96kHz/24bit  2004年6月14-18日の録音(デッカ)

 リカルド・シャイーのロイヤル・コンセルトヘボウ常任指揮者時代の最後のころの録音です。一昔前のバーンスタインに代表される思い入れの強い主観的な演奏ではなく、アバドやラトルと同様の客観的な演奏です。大きな特徴はないですが、非常に聴きやすく名演奏の一つです。シャイーは、ブルックナーとマーラーの両方の交響曲全集を完成させてますが、彼には、ブルックナーより、マーラーのほうがあっているようです。デッカのワン・ポイントをメインとした録音も優秀でハイレゾらしい滑らかな録音です

シューベルト/交響曲第8番「ザ・グレイト」
 アバド/オーケストラ・モーツァルト
      96kHz/24bit  2011年9月19-23、24-25日のライヴ録音(グラモフォン)

 アバド節全開といえる聴きごたえのある演奏です。テンポを細かく動かし、ちょっとしたところで間を作ったり、いろんなことをしてそれが音楽を自然に流れるようになるという、見事な演奏です。前回録音時の自筆版ではなくtつうじょうのはんにより、繰り返しを行っています。このため演奏時間は1時間を超えますが長くは感じません。2か所でのライヴ録音の編集ですが見事に編集されていて違和感はありません。

ブルックナー/交響曲第9番
 アバド/ルツェルン祝祭管弦楽団
      48kHz/24bit  2013年8月23・24・26日のライヴ録音(グラモフォン)

 アバド最後の演奏会のライヴ。前半にはシューベルトの未完成が演奏されています。このころのアバドはすでに体調がすぐれなかったのでしょうか。演奏時間63分とテンポモ遅めで、力みが全くなく、まるで仙人のような演奏です。2003年に再組織され、11年目を迎えたスーパー・オケのルツェル祝祭管弦楽団がアバドの意をくみ取った名演奏であることは間違いありません。

マーラー/交響曲第9番
 バーンスタイン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
      192kHz/24bit  1979年10月4・5日の録音(グラモフォン)

 伝説的なただ1度のバーンスタインとベルリン・フィルの共演ライヴですね。最初、FM放送で聴き、バーンスタイン没後にCDが発売されて、ハイレゾ化されたものです。その後に出た85年のイスラエル・フィルとのライヴと比べると、ベルリン・フィルは誰と演奏してもやはりベルリン・フィルの演奏をするのだと思いました。オケのアンサンブル・上手さはベルリン・フィルのほうが上ですが、オケとの一体感はイスラエル・フィルとのほうがあります。と言ってもすごい演奏には違いありません。なお。わたしは85年の東京/NHKホールのライヴを聴いておりますがすごい体験でした。特に最後は息も止めなければならないのではないかというくらいの緊張感のある演奏でした。

マルタ・アルゲリッチ&フレンズ ライヴ・フロム・ルガーノ2014
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ほか全10曲 クレーメル、マイスキー、G・カプソンほか
      44.1kHz/24bit  2014年6月の録音(ワーナー・クラシック)

 2002年から始まったアルゲリッチ&フレンズのルガーノ・フェスティバルのライヴ。普段あまり聴くことのないミヨー、プーランク、ボロディン、ブリッジなどの珍しい曲が聴けます。今回の頭はモーツァルトのピアノ協奏曲第20番。前年にアバドと録音したばかりです。アバドの素晴らしいバックアップによる抑え気味の演奏と比較すると、今回はライヴならではの高揚感のある演奏となっています。44.1ですが24bitの効果が出ていてとても滑らかな音です。

ハイドン:弦楽四重奏曲全集(第19−83番全58曲)
  フェステティチ弦楽四重奏団
      44.1kHz/24bit  1993-2006年の録音(仏アルカナ)

 CDでは19枚になるハイドンの弦楽四重奏曲全集です。めったに聴かない曲が多くありますが、ハンガリーのピリオド楽器によるフェステティチの演奏は、四人の奏者のバランスがとてもよく、ストレートで気持ちの良い演奏と録音です。オン・マイクの録音ですが、サロンで聴いているような雰囲気が味わえます。44.1ですが24bitの効果が出ていてとても滑らかな素晴らしい音です。これは価格もごく安くお買い得でした。

グリエール/交響曲第3番「イリヤ・ムローメツ」
  ジョアン・ファレッタ/バッファロー・フィル
      96kHz/24bit  2013年の録音(ビクター)

 ロシアの作曲家グリエールの交響曲。ロシアといっても父はドイツ人、母はポーランド人だそうです。「イリヤ・ムローメツ」は中世ロシアの伝説上の英雄で、彼にまつわるエピソードを基に作曲された曲です。録音はまずまずのハイレゾです。

マーラー/交響曲第2番「復活」
  リボル・ペシェック/チェコ・ナショナル交響楽団ほか
      96kHz/24bit  2010年の録音(ビクター)

 チェコの指揮者とオケによるマーラー交響曲。7・8番以外は発売されているようです。チェコ国立響は1993年に設立されたまだ、新しいオーケストラです。メンバーもそう多くない用で、厚みもなくアンサンブルもイマイチです。録音もごく普通、チェコのオーケストラの音色は楽しめます。

 

ムソルグスキー〜ラヴェル編/組曲「展覧会の絵」
  ヘルベルト・フォン・カラヤン/フィルハーモニア管弦楽団
      96kHz/24bit  1955-56年の録音(ワーナー・クラシック:旧EMI)

 ヘルベルト・フォン・カラヤンのEMIへのステレオ録音は1955年の5月にスタートしたようですが、この「展覧会の絵」は、55年12月及び56年6月にロンドン、キングスウェイホールで録音されたもの。ですから初期のステレオ録音の一つといえます。40歳代の演奏ですが、しっかりした演奏と録音です。

 

ショスタコーヴィチ/交響曲第5番ニ短調Op.47
  クルト・ザンデルリンク/ベルリン交響楽団
      192kHz/24bit  1982年の録音(ドイツ・シャルプラッテン)

 誠実な演奏。クルト・ザンデルリンクは母がユダヤ人であったため、一時ソヴィエトに亡命しており、その時にムラヴィンスキーの教えを受け、ショスタコーヴィチとも親交があったということです。ザンデルリンクの演奏は細部にも誠実で、丁寧な演奏が多くその分面白みに欠けることがありますが、この演奏もそうですが、やはりいい恵能です。旧東ドイツ時代のアナログ録音ですが、192kHz/24bitで、伸びのあるきれいな音になっています同音源のCDよりもはるかに美しく聴きやすい音になっています。

 

フランク、グリーグ/ヴァイオリン・ソナタ、ドヴォルザーク4小品
  ルノー・カプソン(Vn)、カティア・ブニアティシュヴィリ(p)
      96kHz/24bit  2014年の録音(エラート)

 美しい演奏と録音です。フランクでは、カプソンがさすがにフランス人だなとうなづける演奏。節度と情熱が程よくブレンドされていて、気持ちにい演奏です。グリーグ、ドヴォルザークもロマンティックな曲に会った演奏、ブニアティシュヴィリのピアノも決してでしゃばることなく良いサポートをしています。録音も秀逸でハイレゾならではです。

 

 

レ・ヴァン・フランセの真髄
   パユ(Fl)、ルルー(Ob)、メイエ(Cl)、ヴラトコヴィチ(Hr)、オダン(バッソン)、ル・サージュ(p)
      44.1kHz/24bit  2014年の録音(ワーナー)

毎年のように来日しているレ・ヴァン・フランセの得意曲を集めたCDでは3枚になるアルバム。彼らの代名詞ともいえるプーランクの六重奏曲が一曲目に収録されています。この曲は1999年にRCAに録音しているので、再録になります。さすがに演奏はよりこなれていてはるかに聴きやすくなっています。また、モーツァルトとベートーヴェンのピアノと木管のための五重奏曲も収録されていますが、これらはウィーンのメンバーによるものとは一味も二味も違うものとなっており、聴き比べが面白いです。ほかにファラン、ルーセル、カプレ、トゥイレ、リムスキー・コルサコフのめすらしい作品が収録されていて、どれも楽しいものです。録音は44.1kHzですが、24bitの効果が出ていて滑らかな仕上がりです。

ロッシーニ歌劇序曲集
   アントニオ・パッパーノ/ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
      96&44.1kHz/24bit  2010-14年の録音(ワーナー)

収録曲は「絹のはしご」「ブルスキーノ氏」「セヴィリャの理髪師」「チェネレントラ」「セミラーミデ」「コリントの包囲」「ウィリアム・テル」の7曲に、管楽四重奏による「アンダンテ、主題と変奏」いい演奏ですが、「どうrぼうかささぎ」「アルジェのイタリア女」があるともっとよかったのに。2010-4年、で、ライヴとセッション、96と44.1が混在していますが不自然さはなく音色は統一されています。オケのメンバーは少なめですが、ロッシーニにはいいと思います。アバド、ムーティの演奏とはまた一味も違う新時代の演奏といえるものです。

ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ全集

 児玉 麻里(ピアノ)
        96kHz/24bit  2003-2013年録音(ペンタトーン)

児玉麻里さんがオランダ・ペンタトーンに録音した、ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ全集。指揮者ケント・ナガノ氏の夫人でもある児玉麻里さんの演奏は、音楽の深みは少ないのですが変な思い入れのない素直な演奏で、好感の持てる演奏です。スタインウェイのD.274を使用した優秀録音です。


ホルスト:組曲「惑星」Op.32
 エイドリアン・ボールト/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ジョフリー・ミッチェル合唱団
        96kHz/24bit  1978年5・6月録音(旧EMI)

1919年に「惑星」の初演を指揮したボールトの5回目の最後の録音。1889年生まれのボールトはこの時89歳になります。年齢を感じさせないダイナミックで見事な演奏です。この演奏を聴くとこの曲はイギリスの曲なのだということがよくわかります。これが決定盤ではないでしょうか。音質もこれといった特徴はないものの、ダイナミック・レンジも充分にとれた、聴きやすいものになっています。

              シューベルト/交響曲第8番ハ長調D.944「ザ・グレイト」
   クラウディオ・アバド/オーケストラ・モ−ツァルト
        96kHz/24bit  2011年9月のライヴ録音(グラモフォン)

これは素晴らしい演奏です。演奏時間約62分、楽譜にある繰り返しをすべてやっているようです。アバドの指揮はテンポを細かく動かしちょっとした間、タメを作っていて、それがいやらしくなく音楽が心地よく自然に流れています。アバド節全開というところでしょうか。ヨーロッパ室内管弦楽団を振った旧録音はシューベルトの自筆譜による録音でしたが、今回通常の版での演奏です。録音は当たり前というか自然な流れのもので、大変聴きやすいものになっています。

     
        ブラームス:交響曲全集
   サイモン・ラトル/ベルリン・フィル
      44.1kHz/24bit  2008年10・11月のライヴ録音(ワーナー)

旧EMI時代の録音です。演奏はラトルも年をとったのか中庸を得たというか、奇をてらったところはありません。4曲とも出来にムラはなく、予想に反してやや遅めのテンポでいい演奏です。第2ヴァイオリンが右に位置する対向配置です。洗練された大変聴きやすい演奏です。当然ですがカラヤン時代の重厚さはありません。44.1khzの音なので、周波レンジはCDと同じですが24bitの音はたいへんなめらかです。なお、CDの付録についているDVD を視聴しましたが、こちらは演奏中の編集がないせいか聴きごたえはDVDのほうがありました。(CD・ハイレゾとも編集されているためでしょうか)
     
                             ートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ全集
   樫本大進(Vn)、コンスタンチン・リフシッツ(P)
      96kHz/24bit  2012-13年の録音(ワーナー)

ベルリン・フィルのコンマス樫本とロシア出身のリフシッツの演奏は9番など熱のこもったものもありますが、全体としては丁寧で、端正な聴きやすい演奏。24bitの音はたいへんなめらかで、CDとは明らかに違います。